日赤基金の財政

平成15年度 決算概況

平成16年9月13日に開催された第27回代議員会において、日赤基金の平成15年度決算および業務報告が審議のうえ承認されました。
厚生年金基金は、代議員会の承認を得て決算書・業務報告書を厚生労働大臣に届け出することになっています。
また、基金の経理は、「年金経理」と「業務経理業務会計」に区分されています。
「年金経理」は、年金、一時金の支払いや年金資産の運用状況などの収支状況を明らかにする会計で、「業務経理業務会計」は、基金事務局に関する事務的な会計です。

年金経理

平成15年度の収支状況(損益計算書より)

平成15年度決算では、費用総額537億円に対し、収益総額は495億円で、損益計算書上は当年度不足金 42億円を計上していますが、平成15年度は内外株式の上昇などにより4年ぶりのプラス(平成15年度資産運用概況参照)となり、数理的評価方式導入に伴う実質的な不足金である資産評価調整加算額が222億円減少していることから、時価ベースでは差し引き180億円の剰余となっています。

平成15年度の収支状況

(注1)
「特別掛金収入現価減少額」については、将来の事業主が負担する特別掛金を現時点の価格に直した金額が「特別掛金収入現価」で、減少額は前年度に比べ減少した額です。

(注2)
「資産評価調整加算額減少額」については、資産の数理的評価額(急激な時価運用損失等を数年間に分散して数理的に平均化した額)と時価評価額の差額が「資産評価調整加算額」で、減少額は前年度に比べ減少した額です。

(注3)
「特例調整金資産増加額」については、国の代行部分の数理債務にかかる一定額を資産計上できるため計上したものが「特例調整金」で、増加額は前年度に比べ増加した額です。

平成15年度末時点の資産状況(貸借対照表より)

平成15年度末時点での純資産(固定資産と流動資産の総額から流動負債と未払金を差し引いたもの)の総額は、2,052億円で、年金数理計算上積み立てを必要とされる額(数理債務)は、2,635億円となっています。なお、この差額から将来の特別掛金収入現価(217億円)、特例調整金(98億円)、および資産評価調整加算額(26億円)を差し引いた242億円が不足金(前年度からの繰越不足金;200億円、当年度不足金;42億円)となっていますが、資産評価調整加算額も実質的には不足金でありますので、これを加えると不足金は合計で268億円となります。この不足金は昨年度に比べ、180億円減額されています。

平成15年度末時点の資産状況

業務経理・業務会計

業務経理業務会計の平成15年度決算状況は次のとおりです。
基金の運営に必要な費用はほぼ全額が事業主の掛金収入で賄われています。
平成15年度決算では、8,539万円の当年度不足金が計上されていますが、繰入金1億5,161万円のうち1億2,000万円は年金経理への繰入金であるため、実質的には差し引き3,461万円の剰余となっています。

損益計算書

(単位:千円)

費用勘定 収益勘定
科目 決算額 摘要 科目 決算額 摘要
事務費 189,415 平成15年4月から平成16年3月までの基金業務の運営に要した人件費・物件費 掛金収入 236,453 平成15年4月分から平成16年3月分までの事務費掛金収入
代議員会費 2,131 代議員旅費・会議費 雑収入 4 受取利息等
繰入金 151,613 年金経理及び基本金への繰入金 戻入金 31,325 権利金敷金の戻入金
雑支出 10,014 基金連合会の会費等 不足金 85,391 当年度不足金
353,173 353,173  
貸借対照表

(単位:千円)

資産勘定 負債勘定
科目 決算額 科目 決算額
流動資産 87,394 流動負債 4,110
(現金) (49) (預り金) (614)
(預貯金) (67,812) (引当金) (1,300)
(未収事務費掛金) (19,533) (未払金) (2,196)
固定資産 31,613 基本金 200,288
(権利金敷金) (31,613) (基本金) (31,613)
基本金 85,391 (繰越剰余金) (168,675)
(当年度不足金) (85,391)
204,398 204,398
ページトップへ