日赤基金の財政

平成19年度 予算概況

平成19年2月23日に開催された第34回代議員会において、平成19年度事業計画および予算が承認されました。次の事業計画に基づき、適正な予算の執行に努めてまいります。

平成19年度事業計画(抜粋)
1.事業運営の重点事項
2.広報活動の実施
3.事務処理の合理化対策
4.厚生年金基金等の制度及び財政等のあり方の検討
平成19年度事業計画による予算基礎数値(抜粋)

予算編成にあたっては、過去3年間の実績等を勘案して設定した以下の数値に基づいて収入や費用を計上しています。

設立事業所数 本社・支部・基金など 51
病・産院 92
血液センター 49
社会福祉施設 24
合計 216
平均加入員数 男子 17,533人
女子 44,556人
合計 62,089人
平均標準給与月額 男子 461,522円
女子 338,941円
平均 373,556円
年金給付 年金額 79億2,932万円
年度末年金受給者数 10,307人
一時金給付 脱退一時金(件数、平均給付額) 2,643件、4億5,368万円
遺族一時金(件数、平均給付額) 101件、2億6,265万円
選択一時金(件数、平均給付額) 127件、4億333万円
中途脱退者等 中途脱退者(件数、現価相当額) 5,414件、68億3,597万円
再加入者(件数、現価相当額) 530件、5億7,120万円
最近の運用状況

年金資産の運用は、国内経済の長期低迷により、厚生年金基金にとって厳しい状況が続いていましたが、株価等が持ち直したことや、運用手法の改善による効果もあり、平成15年度以降はプラスの運用利回りを確保しています。
この運用利回りは今後の経済状況により大きく影響をうけるため、楽観することなく引き続き「年金資産の安全かつ効率的な運用」を堅持していくこととしています。

年金経理 年金給付や掛金、資産運用などに関する経理

平成19年度の収支見込み(予定損益計算書より)

収入(収益勘定)は、事業主と加入員が負担する「掛金等収入」を232億円、5.5%の運用利回りを見込んだ「運用収益」を183億円および「その他」7億円の計422億円を計上しています。
支出(費用勘定)は、年金・一時金の「給付費」を86億円、中途脱退者の年金原資を企業年金連合会に移す「移換金」を68億円、「資産評価調整減額」(注 1)を26億円、過去勤務債務の償却に充てる「特別掛金収入現価減少額」を11億円、「数理債務増加額」を106億円、「最低責任準備金増加額」を141 億円および「その他」9億円の計447億円を計上しています。
その結果、平成19年度は25億円の当年度不足金が生じる見込みです。

平成19年度の収支見込み

平成19年度末の資産状況の見込み(予定貸借対照表より)

平成19年度末の「年金純資産」(債券や株式等での運用に充てている固定資産と流動資産の総額から流動負債と未払金を減じたもの)の総額は3,389億円を見込んでおり、将来の給付に備えて年金数理上積み立てておく必要がある「給付債務」(数理債務+最低責任準備金)は3,394億円になると推計しています。
なお、当年度不足金として25億円を見込んでいますが、これは翌年度以降に繰り越す資産である「資産評価調整控除額」340億円、および基本金に含まれる「別途積立金」17億円の計357億円を負債勘定に計上しているためで、実際の資産の保有状況(時価評価)では、これらの差である332億円が剰余金となります。

平成19年度末の資産状況の見込み

(注1)
「資産評価調整控除額」は、資産の数理的評価額(運用収益を5年間に等分して数理的に平均化したもの)と時価評価額(実際の資産額)との差額です。
「資産評価調整減額」とは、その差額が前年度より増加した額です。

(注2)
「特別掛金収入現価」は、過去の積立不足分(過去勤務債務)を事業主が「特別掛金」として負担しており、将来にわたる特別掛金収入を現時点の価格に割り戻して数理計算した額です。

業務経理・業務会計(基金運営に必要な費用に関する経理)

基金の運営に必要な費用は全額事業主の負担で賄われています。 収入は主に「事務費掛金収入」の約2億4,200万円で、これに対し、支出は「事務費」等の合計約3億7,700万円となっておりますが、今年度は福祉施設会計等への1億3,750万円の繰入金を含んでいます。今後も引き続き業務の効率化を図り、経費の節減に努めてまいります。

予定損益計算書(自:平成19年4月1日 至:平成20年3月31日)

(単位:千円)

費用勘定 収益勘定
科目 推計額 摘要 科目 推計額 摘要
事務費 230,942 基金業務の運営に要する 人件費・物件費 掛金収入 242,148 平成19年4月から平成20年 3月までの事務費掛金収入
代議員会費 4,487 代議員旅費・会議費 雑収入 50 受取利息等
繰入金 137,500 福祉施設会計等への繰入金 当年度不足金 135,000
雑支出 4,269 企業年金連合会の会費等
377,198   377,198  
予定貸借対照表(平成20年3月31日現在)

(単位:千円)

資産勘定 負債勘定
科目 推計額 科目 推計額
流動資産 25,231 流動負債 5,078
(預貯金) (5,052) (預り金) (565)
(未収事務費掛金) (20,179) (引当金) (4,513)
固定資産 31,564 基本金 186,717
(器具及び備品) (2,500) (基本金) (31,564)
(権利金敷金) (29,064) (繰越剰余金) (155,153)
基本金 135,000
(当年度不足金) (135,000)
191,795 191,795

業務経理・福祉施設会計(福祉事業のための経理)

この会計は、日本赤十字社職員福利厚生規則に基づく福利厚生事業のうち、基金が行う事業(「加入員サービス」「慶弔見舞金」「永年加入記念品」)のために設けられた経理です。
主な収入は「福祉施設掛金収入」の約7億3,800万円で、全額事業主が負担しています。
今年度は業務会計からの繰入れを行い、財政の安定化を図るとともに、円滑な福利厚生事業の実施に努めてまいります。

予定損益計算書(自:平成19年4月1日 至:平成20年3月31日)

(単位:千円)

費用勘定 収益勘定
科目 推計額 摘要 科目 推計額 摘要
事務費 14,417 福祉事業の実施に要する人件費・物件費 掛金収入 737,618 平成19年4月から平成20年3月までの福祉施設掛金収入
繰入金 135,000 基本金への繰入金 受入金 135,000 業務会計からの受入金
福祉施設費 264,500 保養・宿泊および生活支援サービスの実施に要する費用 雑収入 50 受取利息等
福祉給付費 473,118 慶弔見舞金制度および永年加入記念品制度の実施に要する費用 当年度不足金 14,420
雑支出 53
887,088   887,088  
予定貸借対照表(平成20年3月31日現在)

(単位:千円)

資産勘定 負債勘定
科目 推計額 科目 推計額
流動資産 162,669 流動負債 811
(預貯金) (136,716) (預り金) (91)
(引当金) (720)
基本金 14,420 基本金 176,278
(当年度不足金) (14,420) (基本金) (135,000)
(繰越剰余金) (41,278)
177,089 177,089
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