当基金では、平成20年度の決算を踏まえて、平成21年9月の第40回代議員会での「長期運営計画」を提出する方針が決定され、本年2月の第41回代議員会において「長期運営計画(案)」が承認されたことから、平成22年2月26日付で、厚生労働大臣に提出しました。 提出した「長期運営計画」の概要をご報告します。
基金の母体である日本赤十字社の経営環境は引き続き厳しいと予想されますが、加入員数については大きな変動はなく今後も現状を維持できるものと考えられます。 よって、基金を安定的に継続して運営していくためには、予定利率の見直しを検討、運用リスクを抑制するとともに、現実的な運用収益、掛金負担能力に見合った制度のあり方を検討すべきと考えます。
「長期運営計画」は、厚生年金基金の財政運営の急激な悪化への対応として、国に対する同計画の提出を前提に認められる掛金引上猶予期間(2年)の間に、各基金が自らの構造的問題を解決することを目的としています
このため、当基金の現状を充分に分析したうえで、今後の運営方針を真摯に検討し、長期的に持続可能な制度を実現するための構造改革を行っていかなくてはなりません。その基本方針となるのが「長期運営計画」です。

当基金では、平成19年度に日本赤十字社の退職給付制度等についての議論、検討を行う場として、「厚生年金基金等の制度のあり方検討委員会」及び「厚生年金基金等の財政・資産運用のあり方検討委員会」を設置し、本年3月までに18回にわたり検討を重ねています。
同委員会では、基金制度についてもさまざまな検討が行われており、これを踏まえて、長期的に安定した制度とするための見直しが必要となることが考えられます。
皆さまにおかれましては、今後ともご理解とご協力をお願いいたします。